さくらももこさんが亡くなりました。
とても、とても、残念です。
さくらももこさんといえば、「ちびまる子ちゃん」で有名ですが、
ワタシはさくらももこさんのエッセイが大好きでした。
さくらももこさんのエッセイで大笑いした人はたくさんいると思います。
難しい小説ではなくてサラッと読めて、しかも面白いので、入院中のお見舞いプレゼントにも最適のようでした。
本当に面白い、というか、書き方が面白くて天才的です。
エッセイの中に出てくる、さくらももこさんの行動がワタシに似ている、と言われたこともありました。
いろんな怪しげな(笑)健康法にも挑戦していたりして、さくらももこさんの本で「飲尿療法」に興味を持った人もいるのでは?
さくらももこさんが編集長の「富士山」という雑誌(本)も5冊持っています。
実は一度手放したのですが、やっぱり欲しくなりブックオフに行ったら偶然あって、運よく一冊200円で買うことができました。
(今でも貼ってある値札がそのままになっていたのでわかりました)
ウサギがかじってボロボロになっている所がありますが…。
その「富士山」の第一号、今アマゾンで見たら
中古で一冊4,800円でした。
一番安いので4,800円、高いのはなんと!
110,000円
1号だけが特に高いみたいいです。
でも他の号も売れていけば高い値がつくのかな?
といってもヤフオクでは5冊セットでも4000円くらいでした。
中身はギッシリさくらももこ。
芸妓さんや宝塚やスリランカ人や皇帝の側室に変身した写真や、父ヒロシのコーナーや息子さんの絵や絵日記、若い人たちをお見合いさせたり、本当に面白い。
元・徳間書店の石井さんのことも面白い。
さくらももこさんが「富士山」一号で徳間書店の「アミ小さな宇宙人」という本を紹介しました。
今でこそ「アミシリーズ」の本は、さくらももこさんのイラストで有名になりましたが、
その頃はほとんど知る人はいなかったのではないでしょうか?
その頃、徳間書店の石井さんは宇宙人の本ばかりやっていて社内でも笑い者だったのだとか(本人談)
それが、さくらももこさんが「アミ」のことを紹介してくださって、カバーも引き受けてくださって
やっと白い目で見られなくなった…とか(笑)
ところで
「富士山」によく登場する「石井さん」という方がいらっしゃいましたが、
こちらの石井さんは新潮社の石井さんだそうで
「アミ」の徳間書店の石井さんは
石井健資(いしい・たけし)さんです。
「石井健資」という名前にピンときたアナタ!
そう、宇宙人とか、昔「トンデモ本」と言われていた本の最後の所に
「編集担当 石井健資」とかでよく見るお名前で、
その筋(どの筋や…笑)の人にはわりと有名なお方でした。
そして、今や「ヒカルランド」の代表取締役社長。
さくらももこさんと親交が非常に深かった弊社 石井社長から、さくらももこさんへのメッセージです。
こんな奇跡的な宇宙の追い風でヒカルランドを支えてくださった
一番の恩人がさくらももこさんでしたありがとう!さくらももこさん | ヒカルランドブログ https://t.co/bS55Suj3BY
— ヒカルランド (@hikaruland) 2018年8月28日
さくらももこさんが「アミ」のことを紹介しなかったら、「ヒカルランド」も誕生しなかったのでは? と思ってしまいます。
ヒカルランドのブログより抜粋(石井社長から、さくらももこさんへのメッセージ より)
---------------
人のことは人一倍心配するのに
自分はだれにも心配かけたくない
まさにそんなももこさんらしいサヨナラ
探究心が旺盛で
死後の世界のことも知り尽くしてましたから
いまをめいっぱい楽しんでいるに違いありません
---------------
どのエッセイ本だったか忘れてしまいましたが、
さくらももこさんが、「アミシリーズ」の作者エンリケ・バリオスさんと会ったときのことを書いたのが印象に残っています。
(言語が通じないためか?)二人とも黙って沈黙が続いた時間があったが、心が通じ合っていた…みたいな(?)ことが書かれていたような(もしかして違うかも)
なんだか今、そのことが思い出されて…ももこさん、アミたちのいる世界に行ったのかしら?
とか思ってしまいました。
さくらももこさんは、本名も顔写真も出すことはしませんでした。
今回、亡くなったことで初めてさくらももこさんのお顔を見た人もいるのではないでしょうか?
顔写真を出すことをさくらさんは承知していたのでしょうか?
今となってはわかりませんが、
「富士山」の中では
お顔はコスプレの時のお顔だけで、他に後ろ姿の写真がありました。
スタイルがよくて、腕も細くスラッとしていましたね。
「富士山」のファンとのつどいもありましたね。
後姿だけ見て、さくらももこさんのお顔を想像していました。
今出ているさくらさんの写真を見て、驚きました。
少しワタシに似ていました。
スタイルは全然違いますが。
前置きが長くなりましたが
そんな、さくらももこさん作詞の歌もたくさんありますね。
アニメ「ちびまる子ちゃん」の
「おどるポンポコリン」(B.Bクィーンズ)や
「走れ正直者」(西城秀樹)
など、ヒット曲がたくさんあります。
その中で
藤川なお美さんの「演歌はぐれ鳥」を歌ってみました。
作詞:さくらももこ
作曲:細野晴臣
歌:藤川なお美
さくらももこさんと細野晴臣さんで演歌!?
貴重ですね。
この歌は
TBS系列の1993年放映ドラマでさくらももこさん脚本の「さくらももこランド・谷口六三商店」の挿入歌です。
谷口六三商店の隣の女子高生「なお美」の役で藤川なお美さんが演じて歌っています。
このドラマはよく覚えていませんでしたが、youtubeにある動画を見てみたら、ハチャメチャで面白いドラマですね。
そして、インド人サビィ役の鷲尾いさ子さんがめちゃキレイ。
谷六商 1-1
藤川なお美さんは、今はモノマネでも活躍されていらっしゃるみたいですね。
「藤川なお美」という芸名も、さくらももこさんが付けたのだそうです。
☆さくらももこさん☆
私の芸名「藤川なお美」は、17歳でデビューする時、ちびまる子ちゃんでお馴染みのさくらももこさんが名付けてくれました。
この名前を大切に思い、丁寧にお仕事を続けさせていただきます。
ご冥福をお祈り致します。🙇#さくらももこ さん pic.twitter.com/csaf7RjBLs— 藤川なお美 (@naomi_f723) 2018年8月27日
さくらももこさん、本当にいろんな方面で天才的なことをしていらっしゃった(しかも楽しんで)と、今さらながら知りました。
「演歌はぐれ鳥」歌ってみました。
nanaに伴奏がないので、「ハッハッハッ!」や「ハイー!」の間は本当は間があるのですが、開けると無言になってしまうので、つなげて歌っています。
お聴き苦しくですみません。
ありがとうございました。