前回、「北海の満月」で「黒百合の歌」のことを書いておきながら、
「黒百合の歌」の記事を書いてないことに気づきました。
黒百合の歌
くろゆりのうた
は
織井茂子(おりい・しげこ)さんの、1953年(昭和28年)発売のシングル。
映画「君の名は」第二部主題歌。
作詞:菊田一夫
作曲:古関裕而
歌:織井茂子
「黒百合の歌」は昭和に大ヒットした映画「君の名は」の第二部の主題歌なのですが、
映画の中でも流れています。
平成のアニメ映画「君の名は。」ではなくて、昭和の白黒映画「。」のない、元祖「君の名は」です。
今では「君の名は」と言ったら、すっかりアニメ映画の「君の名は。」になってしまって、ややこしいです。
「君の名は」第二部では、後宮春樹が北海道に行きますが、北海道で出会ったアイヌの娘が春樹のことを好きになり春樹に迫るんじゃなかったかな。
それで、この「黒百合の歌」が流れます。
(確か。倍速で観たのであやふや…)
春樹を追って、真知子が北海道へやってきますが、この北海道の娘が馬車(?)で真知子を乗せる場面があります。
そして、寒い北海道の駅で春樹と別れる時に真知子がかぶったストールが、
あの有名な
真知子巻き
でした。
「君の名は」の映画自体、今の時代にはあってないような気がして、イライラする映画でワタシはあまり面白いとはおもわなかったのですが、
この「真知子巻き」をしている岸恵子さんが、本当に美しくてホレボレしてしまいました。
真知子巻きが当時の女性に大流行したわけがわかります。
あれはマネしたくなるでしょう.。
まー、ワタシが真知子巻きをすると、「何やってんだ?」ですが(笑)
黒百合の歌 織井茂子 1970
歌詞より
ニシパ
「北海の満月」の記事にも書きましたが、ニシパ(「北海の満月」では「ニシバ」)は
恋人、いとしい人、だんな、紳士、とかいう意味だそうです。
黒百合
クロユリ
ウィキペディアによれば
「クロユリ(黒百合、学名: Fritillaria camtschatcensis)はユリ科バイモ属の高山植物。別称はエゾクロユリ(蝦夷黒百合)」
で、
「北海道以北の低地に分布する染色体数が3倍体3n=36で、草丈が高く50cmになり、花が3-7個つくのものをエゾクロユリ(基本変種)と、日本の本州、北海道の高山に分布する染色体数が2倍体2n=24で、草丈が10-20cmのものをミヤマクロユリ(変種)と分類する場合がある」
だそうです。
なので、「黒百合の歌」のクロユリは「エゾクロユリ」ですね。
北海道大学キャンパスの「クロユリ群生地」 2016年5月21日
ところで、石川県の「県の花」は「クロユリ」です。
これは「ミヤマクロユリ」だということになりますね。
そして、クロユリの花言葉は「愛、呪い」です。
なんだか正反対の花言葉ですが、「可愛さあまって憎さ百倍」ってことなんでしょうか。
なので、
「黒百合は恋の花」
で
「黒百合は魔物」
「黒百合は毒の花」
なんでしょうか?
「黒百合の花」は
以前、伴奏なしで歌ったのですが、かーにゃさんが伴奏を弾いてくださったので、飛びついて歌いました(笑)
春樹に積極的に迫る女を思い浮かべて歌ってみました。
ありがとうございます。