「殺してしまおう」
(ころしてしまおう)
は
中島みゆき(なかじま・みゆき)さんが
夜会VOL.3「邯鄲(KAN・TAN)」
の中で歌った歌で、DVDには収録されていますが、CDには収録されていない歌です(2018年6月現在)
作詞・作曲:中島みゆき
夜会 VOL.3~邯鄲の内容
中国の故事「邯鄲の夢」がサブ・タイトル
ある若い女性の不思議な夢がテーマになっている
1.涙ーMade in tears-
2.トーキョー迷子
3.タクシードライバー
4.キツネ狩りの歌
5.僕は青い鳥
6.ロンリーカナリア
7.ひとり遊び
8.萩野原
9.キツネ狩りの歌
10.わかれうた
11.ひとり上手
12.さよならの鐘
13.LA-LA-LA
14.サーチライト
15.キツネ狩りの歌
16.B.G.M.
17.シュガー
18.黄色い犬
19.キツネ狩りの歌
20.ふたつの炎
21.傾斜
22.二隻の舟
23.傾斜
24.殺してしまおう
25.雪
26.I love him
中島みゆきさんは、杖をついた白髪の老婆の姿で
「ふたつの炎」「傾斜」「二隻の舟」「傾斜」を歌います。
もともと「傾斜」は老婆の歌です。
「傾斜」の老婆は、歌詞からすると
着物を着て草履をはき紫色の風呂敷包みを持った、昔ながらの(?)老婆ですが、
夜会「邯鄲」での中島みゆきさんは、現代の(?)それとも外国の老婆なのか長いスカート(?)をはいたような黒い洋服姿です。
(暗くてよく見えません)
老人の姿で腰が曲がって杖をついているので、常に下向きの姿勢で歌っています。
すごいです!
そして、
何やら恐ろしげな音が鳴り響き
「こーーんーーなーー」で
「殺してしまおう」の歌が始まります。
この時の中島みゆきさんの声が好きです。
すごい迫力です。
「殺してしまおう」の途中から「雪」が混ざります。
(「雪」は歌の「雪」です)
「殺してしまおう」なんてタイトルだけ見るとドキッとしますが
この流れで行くと特に変ではありません。
よく言ってくれた!
と思います。
我慢に我慢を重ねて頭にきた!
ケッ!
がとにかく気持ちがいいです。
ガマンばかりしている日本の女の気持、わかりますか!?
耐える女
都合いい女!
花になれの
母になれの
港になれの
注文ばかりを人に出しておいて
自分だけは広く浅く博愛主義者!
ほほーほ
ワタシの考えですが、好きな男に尽くして耐えて耐えて待ってきたのに、相手の男は何やらその場ではいいこと言うけど、外ではいろんな女に手を出していつまでたっても迎えに来ない。
そうこうしているうちに、自分は年をとって老婆になり
当然のごとく、相手の男も自分よりも年寄りになって老衰か病気かで死んでしまった。
それで「雪」の歌。
「ながい別れ私につげました」
相手が年をとって死んでしまっているのに、まだ「殺してしまおう」と言っている老婆。
とかなんとか、こんな勝手なこと考えています。
(中島みゆきさんの歌を自分なりに勝手に解釈するの、みんな好きでしょ? 笑)
この歌、なんでCDに入っていないのかと考えると
この歌だけ切り取って、なんやかんや言う人が現れるからかな?
話の流れでいくと、別に何も問題はないと思います。
「殺してしまおう」とか、こんなような歌、ミュージカルなら普通にありますよね。
「殺せ!」とか出てきますよね。
CDに入ってないので、nanaでも伴奏は作られないかな?
と思い、伴奏なしで歌ってみました。